占い

母の介護に専念する生活を始めて2年半。

以前の私は、仕事をしながら病気の老犬の世話や高齢の父の身のまわりの世話をし父と
母に別メニューの食事の用意をし、今考えると自分でもよくやっていたなあと感心するほどの忙しい日々を送っていました。

どんどんやるべき雑事が増えていく中で限界を感じて仕事を辞めました。

私の仕事は詳細は書きませんが半分ボランティアのような、やりがいはあるけれど全然収益につながらないものでした。
それで潔く仕事を辞めて、家族の世話に専念することにしました。

私には配偶者がいないので、娘が結婚して家を出てからは高齢の両親との3人暮らしになりました。

年を取るにつれてどんどんワガママで意固地になっていく両親に振り回される毎日でした。
特に父は高齢にも関わらず運転が好きで、知らない間にどこにでも出かけるので事故を起こさないかハラハラしていました。
どんなに運転が上手かった人でも、高齢になると反射神経も鈍るし視力も悪くなる。過信している運転技術はとうに衰えてしまっていることに気がつかないのです。

そんな父がやっと運転をやめてくれてほっとしたら、今度はやれあそこへ連れて行けここへ乗せて行けと私を運転手に使うようになり、行動派の父にこき使われるようになりました。

仕事を辞めたせいで父も母も私に依存することが増えて、私は殆ど熟睡もできなくなってしまいました。
あの頃は出口の見えないトンネルの中にいるようで、こんな生活一体いつまで続くのだろうかと絶望感でいっぱいでした。

そんな時、藁にもすがる思いでネットの無料占いをしてみました。

するとどの占いも今の状況はもうすぐ終わる、幸運が訪れる、苦難から解放されるなどなど、好転することばかりの占い結果が出ました。
私は正直、父が死なない限り私は楽になれないと思っていました。だから、やっぱり占いなんてあたらないと思いました。
病気もせず食欲旺盛で元気な父はまだまだ長生きすると信じて疑いませんでした。

それが何と、健診で引っかかり精密検査をした父が胃ガン末期だと判明。
その後僅か3ヶ月で亡くなってしまいました。

そこで喜ぶほど人間は単純ではなく、逆に自分を責めたり後悔したり悲しみと罪悪感で精神的におかしくなってしまいましたが、
2年半が過ぎた今はようやく落ち着き、亡くなった父に感謝しながら穏やかに母の介護をしています。

みいばあのオススメ④
クノールカップスープ コーンクリーム
寒い日においしいコーンスープが飲みたい!と思い、クノールカップスープを入れました。
これ、イマイチな味なので少し牛乳を入れて飲んでましたが
最近わかったのです。2袋をカップに入れて飲むとめっちゃおいしいこと。
薄くてイマイチとか残念な気持ちで2回飲むより、1回に2袋入れて大満足で飲むほうが幸せです。
賞味期限も長いし保存がきくのでよく買っていましたがパックの物より味にイマイチ感がありました。でもこれで解決!
なぜこんな単純なことに気がつかなかったんだろうと思います。

お風呂

今日は母をお風呂に入れる日でした。
お風呂の翌日は私も母も疲れて朝起きられません。

お風呂は夜遅くに入ります。
母は昼間ウトウト寝ているので夜のほうが元気なのです。
昔から母は宵っ張りで深夜のテレビドラマや映画をよく見ていました。

お風呂に入れた時、母の体調や頭の状態がよくわかります。
私の指示に従って、湯壺に上手く入ったり 髪を洗う時に耳を塞いだり 顔にシャワーをかける時に息を止めて目を閉じる…そうしたことがきちんとできる日は調子が良いのですが
今日は調子が悪かった。
まず湯壺に入る時に足がふらついて、先に入っている私の上に覆い被さってきました。
湯壺から上がる時も足がなかなか上がらなくてひと苦労しました。

私一人で母をお風呂に入れてあげられるのもいつまでだろうか。

今日は私が風邪をひいたみたいで体調がよくなかったので余計大変でした。
母を上げて下着を着せて紙オムツを履かせ、ベッドに寝かせてからまたお風呂に戻って自分の体を洗うので、体力を使い果たします。
でもまあ無事にお風呂終了。
洗濯も終わらせてから寝ます。

今日のみいばあのオススメ③
洗濯に使う洗剤は「アタック尿臭ストロング」。
本当に尿臭が取れてスッキリした香りがします。
実はこの尿臭ストロングをファブリーズの空き容器にほんの少し入れて水で薄めた物をトイレに置いています。
防臭袋に紙オムツを入れた時にシュッシュッと紙オムツに吹きかけておくと、次にまた紙オムツを入れるために袋を開いた時にウッと臭いに苦しむことが防げるからです。
防臭袋Bosは優れもので、尿臭が殆ど外に漏れません。袋にはサイズによりますが3~4枚紙オムツが入れられるので、袋を数回開けることになるのです。
その度にウッと前に入れた紙オムツの臭いに悩殺されるので、この尿臭ストロング薄め液噴射を考えました。

アタック尿臭ストロングは普通の洗剤より高いですが、介護ストレスから少しでも身を守るほうが重要です。
精神的にやられて病院に通うことになったらもっと高くつきます。
私はこの洗剤を重宝しています。

高齢化社会

高齢化社会と言われて久しい日本ですが、社会はまだまだ高齢化に対応していない気がします。
特に思うのは、高齢で歯が殆どなくなった人が食べられる物がなかなか売っていないことです。

高齢者でもまだまだ固い物が食べられる方もいらっしゃるでしょうが、歯や歯茎はずっと不変ではありません。
入れ歯も数年経つと合わなくなるし、歯槽膿漏などで歯が抜け落ちてしまった高齢者には噛めない物、噛みきれない物が多くて大変です。

私の母は毎日小まめに歯を磨く人でした。食事の後にも必ず歯を磨いていました。本当に歯並びがきれいで、上下の歯がまっすぐに噛み合っていました。
私にも遺伝してほしかったのですが私は残念なことに歯並びは父に似て上の前歯2本がやや前に出ています。

最近、食後すぐに歯を磨くことは良くないと言われるようです。食後は酸で歯が溶けやすい状態で唾液がそれを防ぐのに、その時に歯磨きをしてしまうと歯が酸に侵されやすいとか。

母の歯は80歳を過ぎてからどんどん抜け落ちてしまい、今は殆どありません。(母は現在84歳)
前に作った入れ歯も違和感があって使いたがらずにいたら合わなくなってしまいました。今は日中ほぼ寝ているので入れ歯をしない状態です。
食事は歯ぐきで噛みつぶして食べています。
一度、歯のない高齢者向けのオカズを試したところ、原形をとどめないペースト状のオカズが届きました。
そんなオカズでは食欲も出ません。
母は嫌がって全く食べてくれませんでした。

スーパーのお惣菜などにもう少しだけ高齢者に食べやすい物があると助かるのですが…
カップ麺にも麺が短い物があったら高齢者にも幼児にも食べさせやすいのにと思います。

幼児にもと書いたのは、私の孫のことを思ったからです。
私の娘夫婦が近くに住んでおり娘は育児中なのですが
育児と介護には共通点がたくさんあります。
それでいつも相談し合い協力し合っています。
麺を切るハサミのような道具がダイソーに売っていて、使ったこともありますが手間がかかって面倒なので
いっそ始めから短い麺が売っていたらいいのにと思います。


みいばあのオススメ②
◎ペットシーツ デオシーツ
介護用品は値段が高いです。介護シーツも高くて買ったことがありません。
そこで代用できるのがペットシーツのデオシーツという商品です。
スーパーワイドというサイズなら23枚入りジャンボパックでも2000円しません。
万一紙オムツから尿が漏れてもこれをシーツの上に敷いておけば安心。
以前は防水シーツを使っていましたが洗濯も大変だし少しでも手間が省けるようにと思ってペットシーツを使うようになりました。とても便利です。

人間は必ず死ぬんです

人間は必ず死ぬんです
…先日急逝された俳優の大杉漣さんの言葉です。
ニュースで生前に大杉漣さんがそう述べていらっしゃる場面を流していました。

まだ66歳という若さで突然この世を去った大杉さんのこの言葉に、まだまだ先だと思っていた自分の死もそんなに遠くはないのかもしれないと感じました。

私は58歳の中高年の女「みいばあ」です。
仕事を辞めて母の介護に専念するようになってから3年が経ちます。

働きたい、仕事をしたい。今の状況から一体いつになったら解放されるのだろう…と落ち込んだり苛立ったりしていましたが
いつの間にか働く意欲も希望もジレンマも消えてしまい、ただただ現実の波に流される毎日を送るようになりました。

人生って本当に短いな、今になってみるとあっという間だったなと思う今日このごろです。
でも私は結構ついてる人間で、なんだかんだ言いながらラッキーな道を歩んできている気がします。
介護は大変だし精神的にもやられますが、一つひとつの問題をクリアしながら乗り越えています。

私が母を施設に入れない理由はズバリお金がかかるからです。
母を介護施設に入れて私が働くのも、私が働かずに母を介護して母の年金で生活するのも、金銭的にはほぼ同じです。
同じなら、親の面倒を自分で見たいと思って仕事を辞めました。
その選択が正しかったかどうかはまだわからないけど、それが私の人生なんだと思っています。


今日のみいばあのオススメ①(毎回書いてみようと思います)
◎尿の臭いから解放される優れもの
防臭袋「BOS 」
私はこの袋のおかげで母の紙オムツの尿臭や便臭から救われました。
以前は新聞紙に包んで何枚もの袋に入れていましたが、それでも漏れてくる臭いに堪え忍んでいました。
知らず知らずその臭いに私は精神まで蝕まれていました。
Bosを作ってくれた会社(クリロン化成株式会社様)に心から感謝します。